ごあいさつ

第1~6回ハンガリー音楽研修旅行に参加しました。ブダペストのコダーイ記念館にて
第1~6回ハンガリー音楽研修旅行に参加しました。ブダペストのコダーイ記念館にて

ようこそ品川ピアノクラス♪のホームページへきてくださいました。私は品川ピアノクラス♪代表、品川和美と申します。

 

教室のことをお話しますね。皆さんはピアノを習うって、どんなイメージですか?

私は幼少期から毎日ピアノの前に座らされて母に叱られながら辛くいやなお稽古を強いられていました。ピアノを習うということは叩き込まれる感覚で、練習はつらく厳しいもので一音も間違わないように緊張し楽しいという感じではなかったのです。

 

もう25年も前のことですが息子たちがピアノを習おうと恩師をたずねたところ、「今はこんな風に教えているのよ」、とグループで子どもと楽しく手をつないでわらべうたを歌っている光景にびっくり。昔の恐かった先生の面影もなくにこやかにレッスンが進んでいきました。子どもたちも大喜び。こんなに子どもたちの歌声と目が輝くレッスンが私もしたい、これはどこで学べるのですか?と聞いたのが始まりです。

 

それは一番身近な日本の風土に合った”わらべうた“からはじめられるコダーイシステム(コダーイメソッド)と呼ばれるものでした。いきなり大きなピアノの楽器からはじめるのではなく、わらべうた遊びの『うた』から音楽をはじめるという、シンプルで子どもにとってもとても能動的で自然な方法です。こんな素晴らしい教育方法で教えたいと、コダーイシステムをハンガリー在住の伊藤直美先生に、わらべうたを「いきいき保育」「すくすく保育」(明治図書)著者で、<詩音・わらべうた>代表たかぎとしこ先生に師事し、また同じ志を持つ仲間と勉強しながら(コダーイ・ワークショップ名古屋)私の教室に取り入れています。毎年の発表会にもピアノ演奏はもちろん、グループ発表でわらべうたを遊び歌い、そこから発展して楽器のアンサンブルや合唱も披露して好評を得ています。

 

ピアノを弾く練習一辺倒ではない教育の方法で、心豊かに音楽を学んでいくことができます。そして子どもたちにとって音楽が一生の宝物になるようにその土台を作ってあげたい、楽しめるようになるための基礎を作ってあげたい、そんな思いで日々、レッスンをしています。

 

どんなふうに音楽をはじめますか

コダーイの考え

 

ハンガリーの作曲家で、音楽教育に深く関わったコダーイ・ゾルターンは、『子どもにとって最も自然な音楽とのかかわり方は、自国のわらべうたを出発点にする』と述べています。

つまり、音楽をいきなり楽器からはいるのではなく『うた』から自然な形で学んでいくということです。そのうたは、自分の生まれ育った母国のうた(わらべうた)から始め、次第に広い世界の音楽を知っていきます。

 またコダーイは各国の伝統音楽やわらべうたを価値ある良質な音楽と言っています。クラシック音楽も民謡が基になっているものもあり、自国のわらべうたから芸術作品につながっていくのです。

わらべうたについて

  ねんねんころりよおころりよ  生まれたばかりの赤ちゃんは、お母さんの声を聞いて安心し、親子でふれあう中でひとつずつ言葉を覚え、成長していきます。その日本語のイントネーションで自然に発生したわらべうたは、子守唄であったり子どもたちの遊びの中から生まれています。たこたこあがれ、なべなべそこぬけ、ほたるこいなどは皆さんもよくご存知でしょう。古くは江戸時代から子どもたち自身によって歌い継がれています。

 

 わらべうたは日本語のイントネーションに添ったメロディーで、子どもたちにとって無理がなく歌いやすいのはもちろん、一番身近な四季折々の美しい自然を愛で、また日本の行事や風習を知り、情操を育みます。日本の風土に合ったわらべうたは、まさに民衆や子どもの願い、思いがこめられており本物であるといえます。

 

 そして、わらべうたは、遊びの動作をともなっているものがほとんどです。わらべうたで思いきり遊ぶことによって、子ども達は自然に音楽に大切な拍感を体全体で感じることができ、そればかりでなく協調性のある健やかな心豊かな人へと成長していくことでしょう。

 

 ♪ たんぽぽたんぽぽ向こう山へとーんでけ (綿毛をとばします) 

 

子どもたちの音楽の喜びの芽が綿毛になって飛んでいって、その人らしい花を咲かせられますように。